MENU
YouTubeはじめました。魚の魅力を動画でも配信中 視聴はこちらから

それってもしかしてカダヤシでは?メダカとカダヤシ、何が違う?危険性は?

  • URLをコピーしました!

田んぼや用水路でメダカを探していたら、なんだかメダカとちょっと違う、メダカよりも一回り大きい魚を見たことがありませんか?

それはもしかしたらカダヤシという外来種(外来魚)かもしれません。

両種を見分けることができない人も多く、また、カダヤシがもつ侵略性についてもあまり知られていないことも多いです。

本記事では、メダカとカダヤシの違いについて解説するとともに、カダヤシの侵略性、そして品種改良メダカの生態系への影響についても触れていきます。

在来種と外来種の生態系のバランスを守るためにも、両種の特徴を理解し、適切な対策を取ることが大切です。

目次

メダカとカダヤシの違い

メダカ(Oryzias latipes)とカダヤシ(Gambusia affinis)は、両方とも小型の淡水魚であり、日本の各地に生息している魚です。()で括った部分は学名を表します。

しかし、それぞれの種にはいくつかの違いがあります。

この項目ではメダカとカダヤシのそれぞれの違いを見た目や繁殖形態など様々な方法で比較します。

名前

種名 日本名 英名 学名
メダカ 目高 Japanese medaka Oryzias latipes
カダヤシ 蚊絶 Western mosquitofish、Topminnow Gambusia affinis

メダカは江戸時代ごろから庶民に飼育されるようになったそうです。他の魚よりも目が高い位置にあるからメダカと名がつけられました。

ただメダカは地方名も非常に多く、アブラコ、ウルメ、コメジャコ、など全国で様々な呼ばれ方をしていました。

カダヤシは日本語でも別名タップミノーと呼ばれることもあります。

英名とは英語圏で用いられる名前を指します。

学名とは、生物の学術的な名称のことを指します。

生物の種類を明確にするために、二名法と呼ばれる属名と種小名の二つを組み合わせて付けられた命名法が用いられており、学名はこの命名法に従って付けられます。

学名は、地域や言語による呼び方の違いがある場合でも、国際的に共通の名前として認識されるため、生物の分類や研究において重要な役割を果たしています。

分類

分類 メダカ カダヤシ
ダツ目 カダヤシ目
メダカ科 カダヤシ科(Poeciliidae)
Oryzias Gambusia
学名 Oryzias latipes Gambusia affinis

メダカやカダヤシはどちらも動物界、脊椎動物門、 条鰭綱に分類される動物の一種です。動物の分類は、以下のような階層構造に沿って行われます。

  • 界 (Kingdom)
  • 門 (Phylum)
  • 綱 (Class)
  • 目 (Order)
  • 科 (Family)
  • 属 (Genus)
  • 種 (Species)

上記の分類階層は、生物の共通の特徴を基に、より詳細な分類が可能となるように設計されています。

大きなグループから細かなグループへと分類が進み、最も細かな単位である種まで分類されることで、生物の種類を明確に表現することができます。

形態(かたち)

メダカは、側偏した体型で、成魚の体長は通常3〜4センチメートルで、最大で5センチメートル程度になります。

体色は茶色や黒色で、頭部が平たく、口は上向きについています。野生のメダカには口元から背中にかけて黒い線が入ります。これは上から見るとわかりやすいです。

メダカは品種改良が

一方、カダヤシは、細長い体型で、成魚の体長は通常3〜5センチメートルで、最大で7センチメートルになります。体色は灰色や緑色で、体に黒い斑点があります。

生息地

メダカは、日本原産の淡水魚で、日本全国の河川や湖沼などで見られます。

一方、カダヤシは、北アメリカ原産で、アメリカ合衆国南部から中央アメリカ、カリブ海諸国に分布しています。

カダヤシは世界中で人為的に移入され、外来種として生息している場所が多いです。

生活史

メダカは卵生(らんせい:卵を産む)で、生まれたての稚魚は泳ぐ力が非常に弱いです。産卵場所は浅い水深の水草の葉や根などです。

一方、カダヤシは卵胎生(らんたいせい)です。卵胎生とは、母親の体内で卵が孵化してから生まれることを指します。

つまり、胎児が卵の中で成長するのではなく、母親の体内で卵が孵化し、胎児が発生・成長するという特徴があります。

卵胎生は一部の爬虫類・魚類などで見られます。

大きさ

メダカとカダヤシは、ともに小型の淡水魚ですが、カダヤシの方がやや大きいです。

外来種としての危険性

カダヤシは多くの地域で外来種として問題視されており、在来種の生態系に悪影響を与えることがあるとされています。日本では特定外来生物に指定されています。

独立行政法人国立環境研究所の侵入生物データベースによると、カダヤシはメダカなどに比べて攻撃性が強く、他の魚の卵や稚魚、甲殻類などを捕食するため、メダカを駆逐してしまい在来種の生態系に大きな影響を与えることがあります。

カダヤシは、アメリカの湿地帯で、蚊の駆除のために飼育されたことがあり、その後、蚊の駆除効果がなかったため、飼育場から放たれたことがきっかけで、世界中に広がりました。

カダヤシは、在来種と競合し、在来種の個体数を減らすことがあり、生態系のバランスを崩す原因になることがあります。

一方、メダカは、日本国内では在来種であり、外来種として問題視されることはありません。

しかしメダカは閉鎖水系に生息するため、地域ごとに異なる遺伝子を持ったメダカが生息している可能性があります。

近年流行っている品種改良されたメダカが野外に放たれることで、遺伝子撹乱が起きる可能性が示唆されています。

まとめ

  • メダカとカダヤシは両方とも小型の淡水魚であり、日本の各地に生息しています。
  • メダカは日本原産であり、カダヤシは北アメリカ原産で、世界中で人為的に移入された外来種です。
  • メダカとカダヤシの違いは、名前、分類、形態、生息地、生活史、大きさなど様々な方法で比較されます。
  • カダヤシは特定外来生物に指定され、在来種の生態系に悪影響を与えることがあるとされています。
  • メダカは日本国内の在来種であるが、近年流行っている品種改良されたメダカが野外に放たれることで、遺伝子撹乱が起きる可能性が示唆されています。
  • 在来種と外来種の生態系のバランスを守るためにも、両種の特徴を理解し、適切な対策を取ることが重要です。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

魚食仲間はぜひシェアしてください!
  • URLをコピーしました!
目次